7. 診察
債務整理と並行し、 うつ病の医師の所へ妻と相談に行こうと思っていた矢先、また事件が起こります。 仕事中に家に電話をしたら、 「ろれつ」が回らず、意識がはっきりしない感じで妻が電話に出ます。 まさか!? 私の頭にある文字が浮かびます。 それは・・・、 「薬」 予想は的中し、妻は薬の多量摂取(OD)を行っていました。 薬とはうつ病の治療のため飲んでいたもので、 抗うつ剤、睡眠薬などをため込んでいたものです。 家には妻と3才の子供が2人きりです。 事情を説明し仕事を早退し、家に帰ると・・・。 妻はすでに歩けません。 数時間後、呼びかけても反応がありません。 「まずい!!」 今まで薬を大量に飲んで、 意識がもうろうとすることはあっても、なくなることはありませんでした。 すぐに救急車を呼び、緊急入院することになります。 妻はこの時の記憶はほとんどないそうです。
退院後、うつ病の医師の所へ今回の一連の経緯を説明しに行きました。 すると、 「専門の人に診てもらったほうが良い」 と言って、専門の医師を紹介してくれました。 また、 「入院したほうが良いかもね・・・、ココかココになるかな?」 そして、私たちは嗜癖関連の専門医を紹介されます。 この医師との出会いが、私たちにとって大きな転機となります。 すぐに入院をすることが決まりました。 私は、買い物、薬、ギャンブルの他、うつ病のこともあり、 入院することには何のためらいもありませんでした。 後になり妻に聞いたことなのですが、 妻はこの時、 「何で入院しなくちゃいけないの?」 「無理やり病院に入れて、厄介払いしたいんだ!」 などなど・・・、いろいろな事を考えていたそうです。
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